在庫管理の方法


運転資金を削減し、キャッシュフローを増やして、財務体質を改善する為には、

在庫管理の方法を身につける必要があります。


この在庫管理のスキルは、経理・財務・経営企画に所属する者にとっては、

経営計画を作成する為にも必要不可欠です。


しかし、在庫の管理の方法は、売上管理の方法に次いで、経営をコントロール

する為の重要な方法にも関わらず、意外に、在庫管理の方法について勘違い

している、経理・財務・経営企画の社員は多いようです。


まず、在庫管理の方法についての、勘違いで多いことは、在庫管理というと、

在庫の現品管理や棚卸のことを指していると思っている方が多いようです。


しかし、それは誤りです。


在庫管理の基本は、どんな商品を、何時、どれだけ発注すればよいかを計画し、

その在庫計画に従って発注をし、在庫をコントロールすることです。


ゆえに、在庫管理の方法とは、適正在庫を実現する為に、自社のあるべき姿

の適正在庫量を予算編成し、予算と実績を比較して、分析・評価・対策まで

の活動全体を含む仕組みのことなのです。


ちなみに、在庫管理のプロセスは、在庫計画、在庫統制、戦略や活動の修正

で構成されています。


この在庫管理の方法のポイントは、適正在庫をどのように算定するか

につきますが、適正在庫を実現する計画を作成する為には、棚卸資産回転期間、

棚卸資産回転率、交差比率の理解が欠かせません。


また、在庫管理の方法には、商品の発注方法も含まれますが、商品の発注方式

には、定量発注点方式と定期発注点方式があります。


定量発注点方式とは、在庫の量が、在庫計画の量まで減少した時に、計画で

定めた一定量を発注し、適正在庫を保つ方式です。


定期発注点方式とは、発注間隔を一定にして、その時の在庫量に応じて、

発注量を変更する方式です。


商品の発注方式に、定量発注点方式と定期発注点方式のどちらを採用する

かよりも、適正在庫量を定めることの方がより重要です。


在庫計画の内容は、バランスシート計画の中核である運転資金の計画にも大きな

影響を与え、キャッシュフローを左右しますので、適正在庫を実現する在庫計画

の作成は、経理・財務・経営企画に所属する社員の腕の見せ所といえる仕事です。