運転資金の目安


経営者の方や、財務管理の業務に携われている方は、ビジネス現場にて、

「運転資金」というキーワードを、会話の中で使用することがあるはずです。


企業の財務において重要なのは、狭義の運転資金なので、財務上の運転資金が

何か理解できていない方は、運転資金の頁を御覧ください。


ところで、運転資金を管理するにあたっては、この資金負担がどれくらいあるのかを

把握する必要がありますので、運転資金の目安をつける方法を知る必要があります。


運転資金の目安が、下記の計算式で算定できると思っている方は、

財務スキルの世界では、小学生レベルといえます。


一般的に誤って使用されている運転資金の計算式


・棚卸資産残高 + 売上債権残高 - 仕入債務残高 = 運転資金


上記の計算式で運転資金を計算できると思っている方が相変わらず多いようですし、

税理士や公認会計士などの、財務のプロを自称する専門家ですら、運転資金の計算式を

理解していない方が多いようです。


もし、顧問の税理士や顧問の公認会計士などに、運転資金の計算式を尋ねて、

上記の計算式を教えた「自称財務の専門家」は、財務に関するスキルは、

相当低いと思って間違いありません。


また、企業において、経理部や財務部に所属し、それなりのキャリアがある方でも、

本当の運転資金の目安の付け方を知っている方は、それほど多くはありません。


この運転資金は、企業の資金繰りに最も影響する要因といえますので、

キャッシュフローの計画を作成したり、キャッシュフローを管理する際には、

運転資金に関する理解が必要なことは、説明するまでもありません。


要するに、企業において財務を管理する立場にある方は、計算式を丸暗記するのでは

なく、計算式の構造を理解する必要があるのです。


財務の計算式だけを丸覚えしても、企業で財務を管理することは不可能です。


では、運転資金の目安をつけるために、知るべき論点が何かを、まずは知る必要が

あるのですが、その論点こそが、現金循環化日数です。


現金循環化日数とは、キャッシュコンバージョンサイクルのことです。


原因と結果の関係で考えれば、キャッシュコンバージョンサイクルが原因であり、

運転資金が結果です。


よって、現金循環化日数の仕組みを理解することがてきれば、運転資金の仕組みを

理解することに繋がります。