中高年起業家が気をつけるべきポイント


起業は、若者だけの選択肢ではなく、中高年世代においても選択肢になりうるものです。


事実、近年は、中高年による独立がいっかんして増加しています。


若手起業家の増加率よりも、シニア起業家の増加率の方が上回っている現在は、

この熟年世代こそが、ベンチャーの主役といえる存在になっています。


しかし、シニア世代の方が、起業を検討する理由は、若手起業家よりも切実な理由が

多いこともこれまた事実なのです。


例えば、定年退職後の収入を確保する為に、働こうと思っても、仕事自体が見つから

なければ、収入を確保することもできませんので、やむにやまれず、独立を決断する

人も現実にいるわけです。


また、中高年が、お金が必要になる年代になってくる時に、収入が右肩下がりで

減少していくような状況も、熟年世代の背中を押す要因になっています。


このような現実の切迫した状況を抱えている背景と、これまで企業で仕事をこなして

きた自信が、中高年に起業を決断させているのでしょう。


シニア世代は、若手と比較すると、様々なビジネス経験を有していますので、

その経験自体が、開業における大きなアドバンテージといえます。


確かに、若者と比較すると、熟年世代は経験が豊富という点が起業をするにあたって

のメリットといえることかもしれませんが、シニア起業家は、独立をするにあたっての

メリットを考えるよりも、開業をすることのデメリットにこそ目を向けるべきです。


では、若手起業家と比較した場合の、デメリットには何が考えられる

でしょうか?


中高年の方なら、この質問に対して即座に答えることができると思います。


そのデメリットとは、年齢です。


若手起業家と比較した場合の、最大のデメリットは年齢であり、

皆さんは、人生の折り返し地点を過ぎている方がほとんどなので、起業の失敗

という最悪の事態は避けなければなりません。


若手起業家は、仮に起業に失敗したとしても、幾らでもやり直すことができる

時間的余裕はありますが、中高年起業家は、若手起業家と異なり、残された時間が

限られていますので、事業に失敗した場合の再起を図る時間があまりないのです。


また、熟年世代の方には、守るべき家族の存在もあるでしょうし、老後という

人生の最後のステージが目の前に迫っているので、独立に失敗するということは、

人生の集大成でもある晩年において、家族を巻き込んで苦しむ状況に陥る可能性も

あるのです。


そのような時間的な制約のあるなかで、シニア起業家が、独立を成功させようと

するならば、若手起業家よりも、遥かに、開業前の準備に念を入れる必要が

あります。


そうすると、シニア世代の起業家は、起業が失敗しやすい原因については、

完璧に対策をたててから起業をすることが必須といえるはずです。


独立が失敗する原因で多いことは、経営戦略やマーケティング戦略の欠如と、

キャッシュフローに対する無知がありますので、これらのことに関しては、

開業前に対策をたてずして、起業はありえないのです。


経営戦略やマーケティング戦略いかんで、売上は大きく変化することになりますし、

キャッシュフローの管理方法いかんで、資金繰りは大きく変化することになります

ので、これらのことを知っておくことは、経営そのものを知ることであるといえます。


このようなことを知らずして、起業することは、戦地に、武器を持たずして素手で

赴くのと同じことなので、


これらの重要性を理解していない人達が、安易に独立をして、次々に失敗をすること

になるのです。


このように、中高年起業家が気をつけるべきポイントとしては、開業前には、

経営戦略やマーケティング戦略に対する対策と、キャッシュフローに対する対策を

確実に準備することが求められるのです。


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