成功する起業家と失敗する起業家の違い


独立を検討している人の多くは、失敗する起業家よりも、成功する起業家に

興味があるようです。


その証拠の1つとして、起業を志す人は、独立の成功の秘訣や成功の法則という

キーワードに関心を持っているからです。


これらのキーワードに関する記事には、こうすればうまくいくというような、

いわゆるハウツー本的な内容が多く、私が、これらの内容が、起業家にプラスになるか、

マイナスになるか、あえて評価するとすれば、起業家にはマイナスになると考えます。


なぜなら、ハウツー本的な内容を好む起業家の多くは、本に記載してある成功の秘訣

や成功の法則のやり方を単純に真似すればうまくいく可能性が高いと思ってしまう

からです。


何かの真似をすること自体は悪いことではありませんが、全く異なる状況において、

成功の秘訣や成功の法則のやり方を、同じように当てはめようとする姿勢そのものが

好ましくないのです。


そのような硬直的な思考方法では、独立を成功させることは夢のまた夢といえる

でしょうし、失敗する起業家の典型例ともいえるでしょう。


しかし、成功の秘訣や成功の法則に書かれている内容には、有益な内容も当然含まれ

ていますので、それらの方法を真似するとすれば、以下の様な考え方で運用する

べきです。


最初の段階は、完全に成功の秘訣や成功の法則を真似してやってみるのですが、

当然、うまくいくところと、うまくいかないところがでできますので、うまくいかない

ところについては、修正を加えるのです。


そして、修正を加えてうまくいくようになれば、そのまま運用しますが、

再度、壁にぶつかったら、またカスタマイズするのです。


そのような修正を永遠に繰り返していくと、当初は、誰かのやり方を真似しただけの

方法が、世界で1つだけの、起業家だけのオリジナルの方法へと変身しているのです。


そのような改善主義を取り入れた考え方で、他人のノウハウを導入するのであれば

理にかなっており、成功する起業家に相応しいやり方であると思います。


ビジネスの現場では、素晴らしい方法を考えようとする完璧主義よりも、

シンプルな当たり前のやるべきことの反省と改善を繰り返す、改善主義を徹底す

方が、個人も組織も成長し進化します。


このような、シンプルな当たり前のやるべきことの反省と改善を繰り返すことを

継続することこそが成功への近道といえますし、そのようなことを徹底的できる人が、

成功する起業家なのです。


しかし、成功する起業家が学ぶべきことは、他人のノウハウだけではありません。


成功するための方法は、成功している人の数だけ無数に存在していますが、

そのような無数に存在する方法に目を向けなくても、もっと最適なお手本がいるのです。


それが、失敗した起業家です。


独立をして成功する人よりも、失敗する人の方が圧倒的に多いわけですが、

起業に失敗した人達には、ある種共通することが多いのです。


しかも、独立に失敗した原因の種類は、それほど多くなく、起業の失敗原因を

あえて2つに大別すると、経営戦略やマーケティング戦略の欠如と、資金繰りの見通し

の甘さです。


そうすると、独立に成功しようと思うなら、経営戦略やマーケティング戦略と

資金繰りについては、特に重要視することが起業の失敗を防ぐことにもなりますし、

成功する起業家に近付けることにもなるのです。


ちなみに、失敗という観点から書かれた本に、以前ベストセラーにもなった、

畑村洋太郎氏の「失敗学のすすめ」がありますので、失敗を成功に活かしたいと

考えられる方は、一度、お読みになることをお勧めいたします。


このように、成功する起業家と失敗する起業家の違いは、ものごとに対する考え方

であったり、失敗した人から学ぶことができるかという点であるといえますので、

ビジネスは、難しく考えるのではなく、シンプルに考えることが重要といえる

でしょう。