競争せず競争を避ける戦略


ベンチャー企業や中小企業に最適な戦略は、

「競争せず競争を避ける戦略」です。


ビジネスにおいて、競争せず競争を避けるなんて無理だと思われた方は、

その時点で、経営の本質が理解できていませんし、経営者失格です。


例えば、ビジネスの現場では、下記のキーワードを自社のスローガンとしている

企業が多いようです。


「お客様第一主義」

「顧客のニーズを最優先」

「お客様を第一に考える」



確かに、お客様のことを第一に考えるという姿勢と想いは重要ですが、

大半の企業では、「顧客第一主義」が掛け声倒れとなっています。


掛け声倒れとは、説明するまでもなく、掛声ばかりで、実行には至らないことを

意味しています。


ここで指摘したいことは、何故、大半の企業では、「お客様を第一に考える」という

ことが、実行できていないのかという点です。


結論から説明すると、大半の企業で、「お客様第一主義」が実行できていない理由は、

経営者が、「お客様第一主義」ということが何かを理解していないことが最大の原因

です。


例えば、先日も、テレビ朝日の「スーパーJチャンネル」という番組で、

奇跡のローカルスーパーという特集が放送されていました。


その番組の概要は、地方のローカルスーパーでも、知恵と工夫で大繁盛している幾つか

のスーパーを紹介している、ごくありふれた内容です。


おそらく、「お客様第一主義」が何かを理解していない経営者が、このような

「奇跡のローカルスーパー」という番組を見ても、間違いなく、ほとんどの方が、

次のような感想を持つはずです。


「こんな当たり前で、どこでも取り組んでいるようなことが、成功の秘訣のはずがない」

「同じことを自社でも取り組んでいるのに、何故、うちの会社は上手くいかないのか」


このような感想を持つことを、誰しもが知っている逸話で示すとすると、

「コロンブスの卵」という有名なエピソードがあります。


「コロンブスの卵」とは、卵をテーブルに立てる方法として、最初に、卵の底を割って

テーブルに立てるところを実演して見せると、誰でもそんなことはできると思いますが、

卵をテーブルに立てる実演をする前に、卵をテーブルに立てる方法を聞いても、

誰もできる人がいなかったという逸話です。


要するに、「顧客のニーズを最優先」が何かを理解していない経営者は、経営において、

どうすれば、「顧客のニーズを最優先」できるのかが分かっていないのです。


「お客様を第一に考える」が何かを理解していない経営者は、経営の基本が分かって

いないといえますし、マーケティングの基本ができていないともいえます。


何をするにも、基本や基礎は重要ですが、経営においても、経営戦略

マーケティング戦略の基本を理解せずに事業をはじめたら、失敗して当然でしょう。


だから、起業後3年以内に90%前後の企業が倒産するのです。


このような基本を理解せずに、やみくもに経営をすることは、やるべきことを何も

せず、思い悩むばかりで「座して死を待つ」ことと大差ありません。


これが、ビジネスの厳しい現実なので、売上が上がらない原因が分からない

経営者の方や、これから経営者を志す人は、「お客様第一主義」と

「競争せず競争を避ける戦略」の関係位は理解しなければ、

マーケットで成功することは不可能といえるでしょう。


よって、もう一度繰り返しますが、ベンチャー企業や中小企業に最適な戦略は、

「競争せず競争を避ける戦略」です。


「競争せず競争を避ける戦略」は、「戦わずして勝つ戦略」と言い換えることも

できます。


この「戦わずして勝つ」ということを、深い次元で理解できた時こそが、

ビジネスにおける成功の扉の「鍵」を手に入れたことになります。


ゆえに、経営者は、ビジネスにおける成功の扉の「鍵」ともいえる、

マーケットでの成功要因を理解する必要があるのです。


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