起業に必要な知識


開業に必要な知識の把握は、ビジネスでの成功を夢見る方や、独立を志す人、

起業の失敗を避けたい人にとっては、気になることの1つでしょう。


よく起業する人には、経営感覚を養う必要がある、数字に強くならねばならない、

事業資金の調達方法を知っておく必要がある等、様々なことが語られています。


しかし、本当のところ、起業家には、どんな知識が必要なのでしょうか?


まず、起業家が最初に考えなければならないことは、何のために独立するのか

ということです。


当然、起業する方には、社会に貢献したい、地域を活性化させたい等の立派な目的が

あることでしょうが、そのような立派な目的だけでは、厳しい企業間競争を勝ち抜く

ことはできません。


そして、企業が利益をあげることができなければ、企業の存在意義はありませんし、

起業の目的を果たすこともできないのです。


だから、起業家は、独立の目的を達成する為に、利益を追求せざる負えないわけです。


そうすると、企業が利益を追求する為には、何が必要であるのかを把握できれば、

必要な知識に何があるのかも、当然、理解できるはずです。


そこで、儲かる企業を見つける専門家でもある、企業に資金を出資する

ベンチャーキャピタリストが、どのような視点から企業を調査分析して、

企業に出資しているのかを確認してみます。


ベンチャーキャピタル(VC)は、企業に出資して株式を手に入れ、企業が儲かる

ようになった時に株式を売却して利益を得る事業なので、株式を売却する前に

企業が倒産したり、企業が想定通りに利益をあげることができないと、

出資した資金の全てを失う可能性があるハイリスクな事業なのです。


ゆえに、ベンチャーキャピタリストは、企業に出資する前に、さまざまな角度から

企業を調査分析して企業に出資しているので、ベンチャーキャピタリストが考える

出資の決めてが何かが分かれば、それが、必要な知識といえます。


では、ベンチャーキャピタリストは、何を重視して出資を決めるのでしょうか?


それは、単純明快で、儲かる可能性が高いビジネスかどうかが全てなのです。


そうすると、ベンチャーキャピタリストが、起業家にどのような質問をするのかが

分かれば、独立に必要な知識も明確になるはずなので、ベンチャーキャピタリストが、

起業家に質問する重要な主要項目を確認してみましょう。


ベンチャーキャピタリストが起業家に質問する主な項目

・参入しようとしているマーケットはどんなマーケットですか?

・顧客のニーズには、どのようなものがありますか?

・競合企業は、どんな商品やサービスを提供していますか?

・内外環境分析をする目的を説明して下さい。

・売上と利益を増やす方法を説明してください。

・売れる仕組みづくりのフレームワークについて説明してください。

・顧客にどんな価値を提供するのですか?

・どのような差別化戦略を採用しますか?

・ターゲットとするクライアントを教えて下さい。

・製品、価格、販路、広告販促について説明して下さい。

・具体的に、どのような利益とキャッシュフローになるのかを教えて下さい。


上記の質問に全て的確に答えることができる起業家は、既に、最も重要な独立に

必要な知識を身につけていますが、上記の質問に答えられない起業家は、

最も重要で必要な知識が身についていないことになります。


要するに、最も重要な起業に必要な知識とは、どうやって儲けるのかという具体的な

事業のやり方と、事業活動をした結果がどうなるのかを客観的な数字で表現できる

ことなのです。


これをもう少し、具体的に説明すると、マーケティングと財務の知識が、

起業家にとって必須なのです。


マーケティングは、どうやって儲けるのかという具体的な事業のやり方に関する

知識であり、財務は、事業活動をした結果がどうなるのかを客観的な数字で表現

できる知識ですし、運転資金の借り方を知るためにも財務スキルは必須です。


ゆえに、起業家が利益を追求する為には、どうやって儲けるのかという

マーケティングの知識と、事業活動をした結果がどうなるという財務の知識が

必要なのです。


このように、起業に必要な知識は沢山あるように見えても、重要な知識に絞り込めば、

マーケティングと財務の知識に集約できるのです。


よって、起業家の皆さんは、事業を成功させるためにも、独立をする前には、

マーケティングと財務の知識を身につけてから、事業をはじめるべきなのです。