起業後に多い悩み


これから開業を考えている人や、現在、独立の準備をしている真最中の起業家の

皆さんに質問をしますが、


大半の起業家が悩んでいる独立後の一番の悩みをご存知でしょうか?


その起業後に多い悩みとは、売上が想定したように伸びないことです。


一般的に、独立前に、営業や販売の業務に携わっていた起業家にとっては、

売上が想定したように伸びないという状況は大きな誤算であり、思うように売上が

上がらない原因を突き止めることができないようです。


特に、開業前に、営業や販売の仕事でトップセールスマンであった起業家が、

独立後に、思うように売上が上がらない状況に陥ると、売れない理由が特定できず、

なかなかその状況から抜け出すことが難しいようです。


しかし、何故、営業や販売の仕事でトップセールスマンであった起業家でも、

独立後に、売上が想定したように伸びないという状況に陥るのでしょうか?


結論から、説明すると、起業家自身に、真の売上をつくる能力が無かったことが

原因と言えます。


その理由は、会社に所属して、一社員として営業や販売の仕事に携わっている時は、

会社が用意した商品やサービスを売るための、営業や販売の仕事をするだけで

よかったからです。


例えば、営業や販売に従事している社員は、あまり意識することはないでしょうが、

営業や販売をするためには集客をする必要がありますが、集客をするためには多額の

広告宣伝費が必要です。


しかし、営業や販売に従事している社員は、広告宣伝費というコストには無頓着な

人が多いので、自分達の手持ち客が少なかったり、来店客数が少ないと、自分たちの

売上を度外視して、集客の為の広告宣伝費を増やせという無理な要求を平気でします。


更に、顧客が会社の商品やサービスを選んでくれた時は、営業や販売に携わっている

社員は、全て自分の実力と錯覚する人もいますが、当然、顧客は、他企業の商品や

サービスと比較して検討したり、企業自体の社会的信用も加味して購入を決断して

います。


このように、営業や販売に携わっている社員の大半は、売上に対する

コストパフォーマンスの意識が希薄であったり、顧客が商品やサービスを

購入する際のポイントを理解していないのです。


もう少し詳しく説明すると、売上を作る為の重要な3つの要素である、

①売れる商品やサービスを開発する
②商品やサービスを誰に売るのかを明確にし、そのターゲットに適切な広告を届ける
③商品やサービスを販売する


以上のこれら3つの要素の中で、大半の起業家は、③の商品やサービスを販売する

ことしか経験したことがないからなのです。


どんなに、営業や販売のスキルがある人でも、顧客のニーズの無い商品やサービスを

売ることは難しいでしょうし、売ろうとしている商品やサービスに全く興味が無い人

ばかりに営業活動や販売活動をしても、なかなか売れることはないでしょう。


要するに、会社が売上を上げるためには、マーケティングを明確にして、

マーケティング戦略に沿った営業・販売活動が必要不可欠なのです。


開業後に多い悩みである、売上が想定したように伸びないと感じている起業家は、

サラリーマン時代の営業や販売の実績は、本物ではなかったと謙虚に認め、自分には、

売上を上げるために何が欠けているのかを見つめ直す必要があります。


また、そのような状況に陥らないためにも、独立を検討している方は、売上を上げる

ために何をするべきかを明確にして、ビジネスプランをブラッシュアップする必要が

あるでしょう。


このように、起業後に多い悩みである売上が想定したように伸びないことは、

企業経営に普遍的な悩みということもできますので、この悩みを克服することが、

企業経営を成功させることになることは間違いありません。


なお、独立前の代表な悩みである、創業計画書の作成については、

起業家が悩む創業計画書の書き方の頁を御覧ください。