管理部門のスキルアップ


■スキルアップの秘訣

スキルアップの秘訣は、気がつけるようになることです。


そのスキルアップの秘訣である、気がつけるようになる為には、

正しい物の見方考え方が出来るようになる必要があります。


このスキルアップの秘訣である正しい物の見方考え方は、覚えるのではなく、

理解することが必要です。


そして、このスキルアップの秘訣である、正しいものの見方考え方を

身につける為の重要な要素としては、固定観念をどれだけ捨て去ること

ができるかにかかっています。


このことは、観念の一種ともいえる専門知識に囚われてはいけない

ということなのです。


この専門知識自体を盲目的に受け入れてしまうと、肝心で重要なことを

見逃してしまい、気づくことがないのです。


また、何か問題が発生した時に、その表面的な現象だけををとらえて

過去の経験という知識だけで考えてはいけません。


その現象が起こっている根本的な原因に目を向け、その原因を解決する方法

を考えて、正しい物の見方考え方ができなければ、根本的な問題の解決を

することはできません。


さまざまなものごとは、気がつくことからスタートします。


問題に気がつく、異変に気がつく、チャンスに気がつく、異常に気がつく、

変化に気がつくこのように、気づきには、様々な気づきがありますが、

このような気づきに共通することは固定観念に囚われていると決して気が

つくことがないということなのです。


ゆえに、スキルアップの為に、学ぶべきことは、正しいものの見方考え方であり、

そのような、正しい物の見方考え方が身についていれば、おのずと問題解決能力

も身につくものなのです。


■管理職のスキルアップ

管理部門で管理職の方やこれから管理職を目指そうとする方に質問をします。


管理職に必要なスキルアップには何が必要か理解されていますか?


このページをご覧の方の中にはいらっしゃらないと思いますが、

MBAなどの資格が必要だと思っている方は管理職としては失格です。


但し、経理・財務・経営企画の管理職であれば、経営計画を作成するとき

にも必要な、管理会計のスキルは、最低限、必ず身につけておく必要が

あります。


また、将来、起業して経営者を目指そうとしている方や、今働いている企業

で経営者の一員として働きたいと考えているのであれば、尚更、管理職には

どのようなスキルが必要かを理解する必要があります。


ちなみに、管理職にとって何が一番必要なスキルかを誤解を恐れずに

お話しすると、的確な意思決定をすることができる為のスキルを身につける

必要があります。


企業の日常は、意思決定の連続です。


その意思決定が、会社の重要な経営判断に関わるようなことであれば、

尚更、その意思決定は重要なものとなってきます。


意思決定をする為には、その意思決定をすることで、どのように状況が

変化するのか、どのようなリスクが考えられるかなどの、あらゆるシナリオを

考慮して様々な状況判断と専門的な知識を総合して判断する必要があるのです。


過去の経験や専門的な知識はあくまでもツールであって、そのツールである

道具を使いこなすための最も重要なものが備わっていないと、正しい意思決定

をすることができません。


このように、管理職にふさわしい、的確な意思決定をする為のスキルを

身につけることが管理職の方や管理職を目指す方には必要不可欠なのです。


■経理のスキルアップ

管理部門である経理部に所属する社員の皆さん、もうそろそろ、固定観念を

壊しませんか。


大多数の経理部に所属する社員が、経理のスキルアップとして必要だと

信じているものに以下のような専門知識や資格があります。


①外部報告目的である財務会計や税務会計の専門知識

②日商簿記検定などの簿記の資格

③税理士資格

④公認会計士資格


確かに、これらの専門知識や資格は、経理の仕事をするうえで必要なもの

ではありますが、それだけで、本当に経理のスキルアップに充分なのでしょうか。


では、このHPをご覧の皆さんにお尋ねしますが、簿記の資格や税理士・

公認会計士の資格を取得し、財務会計や税務会計の専門知識を身につけた後の、

経理のスキルアップには何が必要なのですか?


資格を取得し、財務会計や税務会計の専門知識を身につけただけで、

経理としての、オンリーワン社員や価値の高い人材になることができますか?


そして、もう1つ皆さんにお尋ねしますが、何の為に経理のスキルアップを

したいのですか?


ほとんどの皆さんは、会社で働いた見返りである給料をアップしたいので、

経理のスキルアップをしたいはずです。


では、更に皆さんにお尋ねしますが、資格を取得し、財務会計や税務会計の

専門知識を身につけただけで、皆さんが希望するような給料を、永遠に貰える

ようになると思いますか?


答えは、当然、「No」しょう。


ちなみに、公認会計士や税理士のメインの役割は、法律やルールに従った外部報告目的

の、財務会計や税務会計という領域の業務なので経営に役立つ会計ではないのです。


経営に貢献する会計は、管理会計です。


管理会計といっても、簿記にてでくるような、損益分敵点などの枝葉の論点の

知識を身につければよいのではなく、財務分析や財務計画~財務管理迄を含む

財務全般の知識を身につける必要があります。


なお、経営管理目的である管理会計以外の経理の仕事を担当している方は、

経理コスト削減の対象者といえます。


企業の目的は、利益を追求することです。


企業は、利益を追求する為に、仕事が出来る人には幾ら給料を払っても

よいと考えていますが、仕事ができない人には、高い給料は払ってくれません。


仮に、税理士や公認会計士の資格を保有していて、それらの資格を持って

いない人よりも高い給料で会社に入社できたとしても、会社が期待するほど

仕事ができなければ、その人の給料は、その人ができる仕事のレベルまで

引き下げられたり、最悪は、解雇されることすらありえます。


会社は、高い給料を払っている社員には厳しいのです。


しかし、ほとんどの人が経理のスキルアップの為に必死になって時間を費やす資格

などを全く持っていない人でも、会社の中で認められて皆さんが経理のスキルアップ

をしたい理由でもある、高い給料を得て、企業の重要なポジションを任されている

人も現実にいるのです。


それらの、企業内で評価が高く、高い給料を得て、企業の重要なポジション

を任されている人は、ほとんどが、管理会計のスペシャリストです。


ゆえに、現在のような厳しい時代こそ、真の経理部の役割を果たすことができる、

企業の利益に貢献できる、管理会計のスキルを磨く必要があるはずです。


■財務のスキルアップ

企業の生命線は資金繰りです。


管理部門である財務部はその資金を管理する役割があります。


この財務の仕事としては、資金の出納管理をし、必要に応じて資金調達をして、

その資金をどのように運用したかを、資産、負債、損益、キャッシュフローの

観点から管理することです。


また、財務部は、資金ショートを起こさないように資金繰りをし、

資金を必要とする部門に資金が途切れないように資金供給をする役割

があります。


そのような重要な部署である財務のスキルアップとはどのようなもの

なのでしょうか?


結論から先に説明すると、財務の中核的な業務は財務管理なので、

財務管理する為に必要な財務計画作成スキルと、財務課題を的確に把握

する財務の見える化のスキルを身につけた後は、実践で、それらの理論

を活用するのです。


そうすることで、理論と経験が合わさって、深い知恵が生み出され、

更なるスキルアップが可能となります。


要するに、財務の仕事に必要な理論さえ身につけてしまえば、後は、

実践の場でその理論を活用していかなければ、財務のスキルアップを

することはできないのです。


また、最高財務責任者であるCFOや財務部長としての職務を果たす為には、

経営者としての視点から、資金に関する判断をする必要があるため、

財務に関する知識を総合的に考慮して、現状の状況に最適な意思決定

をする必要があります。


しかし、的確な意思決定ができるようになるためには、過去の経験や

専門知識だけでは到底対応することはできません。


ちなみに、的確な意思決定ができることは、仕事ができる人であるか

どうかを評価するバロメーターともなります。


財務に限らず、会社での責任が増すポジションであればあるほど、

机上の空論の理論だけでは対応できなくなりますので、理論と現場経験を

持つ人だけが生み出すことができる深い知恵が必要になるわけです。


このように、財務部に所属している人も、財務部の仕事に必要最低限の知識や

スキルを身につけた後は、現場経験を積み、本当のスキルアップの秘訣を知り、

真の財務のスキルアップを図る必要があります。


■経営企画のスキルアップ

いまだに経営企画のスキルアップにMBAの取得を考えていたり、

MBAを取得している人を仕事が出来る人と思っていませんか?


MBAとは、Master of Business Administrationの略で、

日本語に直訳すると経営学修士という意味です。


トップクラスのビジネススクールでMBAを取得することが、経営幹部への

登竜門になるといわれています。


また、MBAは、弁護士、公認会計士と並ぶ資格とも言われ、

企業に多大な貢献をする経営のプロという評価まであるようです。


確かに、MBAのカリキュラムには、経営企画に必須のスキルである、

経営戦略マーケティング、財務に関する内容が含まれています。


しかし、管理部門である経営企画部の業務に必要な理論を身につける為には、

膨大な時間は必要ありません。


経営企画の仕事に必要な理論は、それほど多くはないので、経営企画の仕事

をするうえで土台となる中核的な経営戦略やマーケティング理論を身につけ

れば、後は、実践で活用するのみです。


理論を、実践で活用してこそ、ビジネスで最も重要な「深い知恵」となります。


理論だけでは知恵は生まれず、経験だけでも知恵は生まれません。


理論と経験が合わさってこそ、ビジネスでの現場で必要な知恵が

生まれるのです。


このような点から考えても、机上の空論に何年も時間を費やすよりは、

必要最小限の理論を身につけて、後は、その理論を現場で活用することこそ、

経営企画のスキルアップに繋がるのです。


次に、経営企画のスキルアップに必須の、経営戦略、マーケティング、

財務について考えてみましょう。


ところで、皆さんは、ピータードラッカー、マイケルポーター、

フィリップコトラーをご存知ですか?


彼らは、現代の経営戦略理論家の大御所と呼ばれている人達ですが、

彼らの理論の大半は、彼ら独自のオリジナルな理論ではありません。


では、現代の経営戦略理論家の大御所と呼ばれている彼らは、

誰の理論を参考にしているのでしょうか?


それは、古い軍事理論である、孫子の兵法やランチェスターの法則などの

知見を参考にしているのです。


古い軍事理論が、現代の経営戦略に応用できるのなら、経営戦略の重要な理論

には普遍的な法則があることを証明しているといえます。


要するに、現代の経営戦略理論家である、ピータードラッカー、

マイケルポーター、フィリップコトラーが掲げる理論も、孫子の兵法や

ランチェスターの戦略などの軍事理論の延長線上にある理論なのです。


このように、経営戦略やマーケティングの理論に関しては、普遍的な理論だけを

身につけておけば充分なのです。


最後に、財務についてですが、経営企画の仕事としては、経営戦略や

マーケティング戦略を策定した後は、それらの戦略を、客観的な数字として

表現し、その数値計画を達成する為に、経営管理するだけなのです。


そうすると、経営計画の作成スキルを身につけ、経営現場において、

計画達成の障害となる経営課題を適時的確に把握し対処できるスキルを

身につければ、経営企画のスキルアップとして、机上で必要な全ての重要な

スキルを身につけたことになり、後は、実践あるのみです。


ゆえに、経営企画に必要最低限の知識やスキルを身につけた後は、

本当のスキルアップの秘訣を知り、これまでに身につけた知識やスキルを

使いこなせるようになることを重視すべきです。


スキルアップもシンプルに考えないと、無駄な知識を沢山時間をかけて

覚えてしまい、頭でっかちになるだけです。