会社の問題点を指摘できますか


会社の問題点という話題には、業績不振というキーワードがつきものですが、

業績不振の原因はどこにあるのでしょうか?


一般的に、業績不振というと、営業部だけに問題があるかのような錯覚に

陥りますが、必ずしもそうとは限らないのです。


例えば、商品開発部、広告販促部、マーケティング部、営業部と、

企業の各部署に各機能が分散されていると、業績不振の原因は、営業部だけ

の責任とは言えない可能性があるわけです。


もしかすると、業績不振の原因は、商品開発部が売れる商品の開発ができて

いないことかもしれません。


または、広告販促部が、ピンとはずれな広告活動や販促活動をして、単に、

ターゲットとする顧客に商品が認知されていないだけかもしれません。


あるいは、業績不振の原因は、マーケティング部が、顧客のニーズや競合企業

の動向を把握できていないことが影響しているかもしれません。


このように、現代の企業では、会社内の役割が分散されていることも影響して、

業績不振の本当の原因が把握しづらくなっているのです。


このような状況を考慮すると、業績不振というだけで、営業部だけに責任を

負わせることは、あまりにも短絡的思考と言わざるを得ません。


ここで注意したいことは、どんなに経営能力がある人でも、社内外の現状調査

をすることなく、業績不振の原因である会社の問題点を指摘できる人は、

その人が神様か宇宙人でもなければ存在しないということです。


ちなみに、マーケティングを理解できている人なら、このようなことは常識なの

で、この点が理解できていない方は、内外環境分析どこから手をつけるべきかの頁

を御覧ください。


そうすると、業績不振の原因である会社の問題点を特定する第一歩は、

社内外の現状調査をすることからはじまるのです。


しかし、ここで注意しなければならないことは、社内外の現状調査の目的を

理解しているかということです。


当たり前のことではありますが、社内外の現状調査は、調査をすることが

目的ではありません。


ここで皆さんにお尋ねしますが、社内外の現状調査の目的は何でしょうか?


この社内外の現状調査の目的を理解せずに調査をしても、何の成果も得ること

はできませんので、その目的を充分理解して調査を始める必要があるのです。


説明するまでもなく、社内外の現状調査の目的は、業績不振の原因である会社

の問題点を特定することです。


そうすると、社内外の現状調査をする人には、調査方法のあるべき姿を理解

している人が担当しなければ、調査に幾ら時間をかけたとしても、本当の

会社の問題点を特定することはできないでしょう。


ここで基本的なことではありますが、重要なことなので、そもそも、問題とは

何なのかについて簡単に考えておきたいと思います。


問題とは、理想と現実のキャップのことです。


そうすると、問題を把握する為には、何が理想であるかを理解しておかなけれ

ば、現実だけをひたすら目にしたとしても、問題であるかどうか分からない

のです。


だから、社内外の現状調査をする人には、調査方法のあるべき姿を理解して

いることが求められるわけです。


このようなことを考慮すると、社内外の現状調査を担当するのが相応しい人は、

様々なビジネスの理論に通じ、現場経験も豊富な、会社のエースといえる

ような人なのです。


間違っても、経験も知識もないような社員に、社内外の現状調査を担当させて

いるようでは、何時まで経っても、業績不振の原因である会社の問題点を特定

することは不可能です。


このように、会社の問題点を指摘するためには、社内外の現状調査が必要不可欠

といえますので、まずは、現状把握をすることが、業績改善の第一歩になります

し、現状把握が、問題解決の全てと言っても過言ではないでしょう。