会社の金庫番に相応しい人


皆さんは、「会社の金庫番」というと、どんなイメージを持ちますか?


一般的に会社の金庫番というと、お金の管理を任されている人、会計責任者

などを指している場合が多いと思いますが、大多数の人は、会社の金庫番

というと、経理を担当している人をイメージするのではないでしょうか。


この金庫番という言葉自体は、悪い言葉ではないのですが、皆さんは、

何となく金庫番という言葉自体に悪いイメージをお持ちではないでしょうか?


例えば、金庫番という言葉が、テレビのニュースや新聞の記事で登場

してくる時は、「金庫番が裏金管理」、「金庫番が裏帳簿を保管」、

「金庫番が使い込み」、「罪に問われた金庫番」、「金庫番逮捕」、など、

どちらかというと負のイメージを持たれるような使われ方が多いようです。


このような背景もあり、金庫番という言葉を聞くと、悪いイメージを持つ方が

多いのではないでしょうか。


確かに、「金庫番が裏金管理」、「金庫番が裏帳簿を保管」ということは、

好ましいことではありませんが、これらの言葉を見ただけでも、組織や会社に

おける金庫番の立場がよく理解できるのではないでしょうか。


そもそも、金庫番という立場は、組織や会社のお金を管理する人であり、

組織や会社の機密事項を取り扱う人でもあるので、組織や会社のトップから

信頼されていなければ、金庫番になることはできないのです。


そうすると、組織や会社の金庫番である人は、裏を返すと、組織や会社の中でも、

トップから非常に信頼されている人ともいえるのです。


会社において、仕事ができる人間だと認められることは大変なことかも

しれませんが、仕事ができるだけでは、会社の中で、全幅の信頼を得ること

はできないのです。


ここで、皆さんに考えてもらいたいことは、皆さんが会社の社長だとして、

どんな人に、会社の金庫番になってもらいたいでしょうか?


例えば、お金の管理において、どんなに仕事ができる人であったとしても、

何時会社を辞めてしまうか分からない人や、会社や組織に忠誠心の無さそうな

人には、大事な仕事や会社の要職を任せることはできませんよね。


やはり、自分の会社の大事なお金を任せる人は、どんなことがあっても、

一生自分に付いてきてくれるような人に任せることが、理想だと思うはずです。


要するに、金庫番は、会社や組織のトップから見ると、自分の右腕の様な

存在なのです。


だから、金庫番が、会社や組織のトップを裏切るような行為をした時は、

信頼の反動で、金庫番が、会社や組織のトップから、とことん追い詰め

られることが普通でしょう。


逆に、金庫番が、会社や組織のトップを守るような行為をした時は、

仮に、犯罪行為で逮捕されるようなことがあったとしても、会社や組織の

トップは、金庫番を見捨てるようなことはしないのです。


よくドラマにもでてきそうなセリフとして、「お前の面倒は、俺が一生見るから」、

「残された家族のことは心配するな」、などのセリフを見ても、会社や組織のトップと

金庫番の関係が分かります。


では、どのような人が金庫番に相応しい人といえるのでしょうか?


金庫番には、様々な能力が求められますが、これが備わっていなければ、

金庫番としては不適格といえる要素があります。


それは、会社や組織のトップから、信用し、信頼される人であるかどうか

ということです。


ちなみに、信用とは、その人の過去に行ってきた行為や実績に対する評価

から生まれるものであり、信頼とは、その人の過去に行ってきた行為や

実績を評価して、この人になら任せても安心だと思い、その人の将来の行為

に対して期待することです。


そうすると、少なくとも、金庫番という大役を任せられるためには、

組織や会社で様々な実績を積み結果をだすことが必須といえます。


間違っても、経理の仕事に携わっているだけで、金庫番に相応しいという

ことはないのです。


このように、金庫番は、経理という仕事に携わる人が誰でも

相応しいわけではなく、組織や会社のトップから最も信用されている人

が相応しいといえるでしょう。