情報システム部の役割


情報システム部の役割とは、企業の経営活動をシステム化・見える化し、

経営の様々な場面での意思決定を迅速にする為に、ITを活用して経営を

サポートすることです。


この組織の役割は、一昔前の人手を省いてパソコン等のIT機器を導入し効率化を

図るだけではなく、経営を支援する業務領域にまで高度化しているので、以前の様に、

ITに強いとか、プログラムを作成できるだけでは、この組織の役割を果たすこと

はできません。


要するに、情報システム部の役割には、経営に直結するような戦略的業務

と効率性を追求したシステムの開発及びシステムの運用があるのです。


ちなみに、情報システム部は、企業によっては、システム開発部や

システム企画部という組織名の場合もあります。


この組織の役割である、主な具体的業務は下記の通りです。


情報システム部の主な業務

①社内IT化構築
②業務システム構築・経営の見える化(各部門の見える化)
③情報関連情報の収集と分析
④プロジェクト開発(システム基本設計・プログラム作成)
⑤ネットワーク設計
⑥各種システム運用(サーバー・ネットワーク・その他機器)
⑦各種システム保守(サーバー等の保守、プログラム修正)


上記以外の業務では、新規事業の法令適用事前調査も担当する場合がございます。


また、情報システムの仕事をするうえで、情報システム部長や情報システム部

スタッフに必要なスキルとしては、次のようなものがあります。


情報システム部長や情報システム部スタッフに必要なスキル

①マネジメント力
②情報の取得・評価・解析分析のスキル
③物事を概念化し大枠を捉え全体像を理解するコンセプチュアルスキル
④計画化スキル
⑤計画や企画書を表現するスキル
⑥マーケティングスキル・財務スキル
⑦論理的思考力(ロジカルシンキング)
⑧創造的思考力(クリエイティブシンキング)
⑨情報システムに必要な専門知識


ところで、情報システム部の業務を大別すると、社内の各部門の効率性を

追求したシステムの開発・システムの運用の業務と、経営に直結するような

戦略的業務に分類できます。


しかし、情報システム部の仕事に優先順位をつければ、当然、経営に直結

するような戦略的業務の方がより重要なので、この業務をどのように遂行

すべきかが、情報システム部には問われるわけです。


そうすると、情報システム部は、会社がどの業務を重要視しているのか

を知り、重要視している業務をどのような状態にすると、より企業業績が

向上するのかを理解する必要があるのです。


一般的に、企業が重要視している業務を優先順位の高い業務から3つ順番

にあげると、①マーケティング、②営業、③財務になります。


マーケティングは、製品の研究開発、製品の生産、営業、宣伝、販促の

行動指針になるものであり、マーケティング戦略なくして、研究開発、

生産、営業、宣伝、販促の業務は機能しません。


マーケティング戦略がなければ、これらの業務は行き当たりばったり

となります。


また、営業は、マーケティングで創造した価値を実現する業務なので

当然重要であり、財務は、実現された価値により利益を増やし

キャッシュフローを高める業務です。


このように、会社の中核業務である、①マーケティング、②営業、③財務

の業務内容を理解せずに、情報システム部の役割を果たすことは難しい

でしょう。


よって、この組織の役割を果たすためにも、企業内の各部署の業務

の重要性を認識し、各部署の業務内容を知ることが、情報システム部の業務

を遂行するうえで重要なのです。