行政書士開業準備


■行政書士事務所開業前に理解すべきこと


行政書士試験に合格して、これから行政書士事務所を開業しようと準備している方は、

希望に胸を膨らませていることでしょうが、皆さんは、開業前に理解しておくことが

あります。


それは、行政書士事務所を開業した多くの方が、毎年、業績不振を理由として

廃業しているという事実です。


2015年の行政書士会への入会人数と廃業人数を確認すると、下記の表の通りです。

2015年の行政書士会への入会人数と廃業人数

  入会人数 廃業人数
2015年 2490 1669



例年、入会人数と廃業人数や、入会人数と廃業人数の割合は、上記の表のような推移

となっていますので、約67%の方が行政書士事務所経営に失敗しているわけです。


要するに、行政書士事務所を開業して成功する確率は33%ということですし、

行政書士事務所を開業して失敗する確率は67%ということになります。


ちなみに、廃業人数には、死亡による廃業は含まれていません。


行政書士事務所経営に失敗する人に共通することは、マーケティングや営業を疎か

にして、許認可等の実務の勉強に時間を費やすことです。


行政書士事務所開業を成功させたい方は、引き続き、行政書士開業の成功ポイントを

ご覧ください。


■行政書士開業の成功ポイント


行政書士の資格をお持ちの方やこの資格に興味がある方なら、

「開業しても食べていけない資格」、「存在意義がない」など、嘘か本当か分から

ない情報がインターネット上に氾濫していることをご存知でしょう。


なぜ、このような点から説明をはじめたのかというと、あまりにも、インターネット

上には、この資格に関する嘘の情報が氾濫しているからです。


その一例として、「行政書士は独立しても食べていけない資格」という都市伝説の

ような嘘がありますが、このことを違う角度から検証してみたいと思います。


例えば、皆さんが、ラーメン屋さんを開業したいと知人に相談をした場合は、おそらく

その知人は、「上手くいくかどうかは、ラーメンの味次第だね」ということを言う

はずです。


間違っても、その知人は、「ラーメン屋は、開業しても食べていけない業種」とは、

言うことはないはずです。


しかし、行政書士資格に関しては、その資格自体が、成功するはずがない資格と

決めつけている人が多いのが現実です。


また、その反対に、誰でも行政書士事務所を開業して独立1年目から売上が1000万円は

可能というような、あもりにも楽観的な宣伝を見かけることがありますが、そのような

楽観的な情報にも気をつけるべきです。


なぜなら、そのような楽観的な情報を発信している人は、ラーメン屋さんに例えると、

「ラーメン屋は、誰が開業しても成功する業種」と言っているようなものだからです。


また、あまりにも楽観的な宣伝は誇大広告ということもありますし、詐欺に近い

悪質商法も現実に存在します。


このような一例だけを見ても、インターネット上には、虚偽の情報が氾濫している

ことは明らかなので、行政書士事務所を開業しようとする方は、楽観的すぎる情報や

悲観的すぎる情報に目を向けるのではなく、論理的な情報にこそ目を向けるべき

なのです。


私自身は、現在、行政書士事務所を経営していますが、その開業前に、

既にコンサルタントの会社を11年経営し一定の成功を収めていますので、

断言できることがあります。


それは、士業ビジネスにおいても、どうやって儲ける仕組み作りをできるかに

ビジネスの成否はかかっているということです。


そして、儲ける仕組み作りが軌道に乗るまでの資金の目途さえ立てば、

サムライ業である行政書士ビジネスの成功確率は高まるのです。


ゆえに、サムライ業事務所の開業を成功させるポイントは、儲ける仕組み作りに

欠かせないマーケティングを理解し、事務所経営が軌道に乗るまでに必要になる

資金を、どのように調達できるかにかかっています。


特に、行政書士は、他の士業と比較しても、桁違いに取扱える業務の範囲が広いので、

基本的なマーケティングのポイントを理解できれば、経営に最も重要な、

「戦わずして勝つ」ポジションを確立することも可能なのです。


また、サムライ業ビジネスをはじめるにあたって、仮に自己資金が不足していた

としても心配には及びません。


なぜなら、不足する資金については、日本政策金融公庫の新創業融資などの公的融資

を活用して、資金調達をすることが可能だからです。


特に、集客をするためには、事務所ホームページの充実は欠かせませんので、

ホームページの製作にはある程度の投資が必要になりますし、ホームページの

維持メンテナンスを考えると、パソコンへの投資も安ければよいというものでは

ないのです。


そして、事務所の毎月の運転資金や自分の生活のための資金もある程度は確保しておく

必要がありますから、もし、自己資金が数百万円あったとしても、自己資金だけで、

全て士業の開業資金を賄おうとすることは自殺行為といえるでしょう。


このような基本的で最も重要な事務所経営のポイントを押さえておくことが、

事務所開業の成功確率を高めることにつながります。


サムライ業として成功したけば、マーケティングと事務所経営が軌道に乗るまでに

必要になる資金を、どのようして調達するかだけに特化して開業準備をするべき

なのです。


この行政書士事務所の独立準備の成功ポイントは、他の弁護士や税理士等のサムライ業

の開業準備にも共通することなので、士業ビジネスも、結局、経営という観点から

考えれば、他の業種と経営上の重要なポイントは変わらないということなのです。


行政書士をはじめとする士業ビジネスの開業準備をこれからしようとする方は、

独立前における、下記の項目に関するさまざまなアドバイスや創業融資支援の

サービスの提供もする、当事務所へ一度、ご相談下さい。


行政書士事務所開業準備の検討項目

①独立資金の総額は、どれ位必要か
②開業準備は、何時からはじめるべきか
③事務所は、自宅とするか事務所を借りるべきか
④ホームページの製作では、どのような点に注意するべきか
⑤パソコン・電話機・FAX・複合機は、どのような機器を導入すべきか
⑥他の事務所と業務提携をするべきか
⑦広告は実施するべきか
⑧何時の時点で創業融資を申し込んで、どれ位融資が下りる可能性があるのか
⑨マーケティングは、何を理解するべきなのか
⑩クライアントと面談する際の接客ポイント


ちなみに、開業準備で最も重要なことは、行政書士ビジネスを成功させるために必要な、

ビジネスモデルの構築に尽きます。


その儲かる仕組みづくりに欠かせないのが、行政書士マーケティングなので、実践で

役立つ理論を学びたい方は、幣所の、 「士業向けマーケティング戦略セミナー」 の受講

をご検討くださいませ。