月次決算の早期化


月次決算の早期化は、中小企業にとって永遠のテーマであり、中小企業にとって

経営改善の為の重要な施策のように相変わらず考えられているようです。


例えば、「タイムリーな経営判断を行うため」、 「外部環境の変化に対応するめため」

、「業績を把握し先手を打つため」 などが、この業務の早期化メリットとして考えら

れている代表例です。


それらのこの業務の早期化メリットの代表例は、何かにとりつかれたかのように、

CMや経営に関する記事では、必ず登場してくるキーワードです。


それぐらい、一般的には、経理の仕事であるこの業務の早期化メリットは

計り知れないと信じられているのですが、本当に、月次決算の早期化が実現さえ

できれば良いのでしょうか?


誰しもが、盲目的に信じ込んでいる時には、本当にそうなのだろうかと、

一度、疑ってみることも必要です。


皆が、同じことを主張している時は、大半の人の思考が停止している時 が多いので、

そのような時は、この業務の早期化の件に限らず要注意です。


間違いなく言えることは、月次決算の早期化は、何かをやりどげるための

スタートラインだということです。


例えば、経理部の努力により、この業務が前月より一週間早くなると、どれだけ業績が

向上したり財務体質が改善するのでしょうか?


断言できますが、この業務が前月より一週間早くなるだけで、 業績が向上したり

財務体質が改善することはありえません。


当たり前のことではありますが、月次決算の早期化は、この業務の目的を達成する

ためのスタートラインなので、そのことを認識せずに、 巷に溢れているこの業務の

早期化の呪縛に囚われていると、 この業務を早期すること自体が目的となって

しまい本末転倒です。


もし、月次決算を早期化するだけで、企業の業績が向上したり、 企業の財務体質が

改善するのなら、企業経営は誰がやっても上手くいきます。


このような思考は、これをやれば上手くいくというような、 必ず上手くいく成功の法則

があると信じているようなものです。


成功の法則は、皆が知った時点でその法則は陳腐化しますし、 どのような状況でも

成功する法則があると思う思考こそが、 成功を遠ざけているともいえます。


この頁を御覧頂いても、それでもこの業務の早期化が企業経営に重要であると

考えられる方は、月次決算の目的の頁を御覧ください。